まずは足場を組んでいきます!


色の打ち合わせや近隣挨拶が終わり、工事着工日が決まりましたら、工事に必要な足場を組んでいきます。外壁塗装工事を円滑に進めるには、施工のしやすい足場が重要になっていきます!事前の足場組の打ち合わせでどのように組んだら施工しやすいか入念に打ち合わせしていきます。
高圧洗浄でコケや汚れを除去していきます!



足場が組み上がりましたら、高圧洗浄していきます!外壁や陸屋根などの表面は、毎日屋外で紫外線や、雨風、車の排気ガスや黄砂などいろいろなものにさらされていて、年月が経過するとともに劣化していきます。劣化といってもいきなり壊れてしまうわけではなく、少しずつ粉のように風化していきます。これが外壁塗装の施工時期を判断する時に一番わかりやすいチョーキング現象という状態です。このチョーキング現象が起きている外壁の上に新しく塗料を施工しても密着せずにすぐ剥離を起こしてしまったり、本来の塗膜の機能が発揮されなかったりするなど、せっかく高い工事金を払って施工しても、残念な結果になってしまいます。
なので高圧洗浄は一番重要な下地処理の工程となります。
コーキング施工したら養生作業!そのあと外壁塗装をしていきます!






コーキング、養生作業が完了したら、ALC外壁を外壁塗装していきます。今回はアステックペイントの超低汚染リファイン1000SIーIRを使用します。この塗料の優れた性能として、まず一つに超低汚染性の機能があります。この超低汚染の汚れにくさは独自の無機成分配合技術によって、強靭な塗膜を形成します。そのため、粒子の細かい汚染物質さえも突き刺さりにくく、長い間、美観性を保ってくれます。
ここで無機成分とは何か説明します。無機成分とは、紫外線により分解されない性質を持つ物質のことで、無機成分が主成分のガラス製品は、汚れがついても簡単に洗い流すことができます。有機成分は、洗濯バサミなどのプラスチック製品をイメージしてください。外に放置しておくと、風化してボロボロになっていしまいます。
無機成分が持つ親水性(水になじみやすい性質)により、塗膜に汚れなどが付着しても、塗膜と汚れの間に雨水が入り込んで、汚れを洗い流してくれます。また、一般塗料に使用されている酸化チタンは、紫外線の影響を受けると、樹脂を破壊してしまうラジカル因子を発生させて、塗膜を劣化させてしまいますが、この超低汚染リファインSIはラジカル因子を制御する高耐候型白色顔料を配合しているので、塗膜の劣化を抑えて長持ちさせてくれます。さらに、とても優れた柔軟性を持っていて、塗膜表面のひび割れが起きにくく劣化の進行も抑えてくれます。
とても多機能で凄い塗料です!
屋根も塗装していきます!



一部スレート屋根がありますので、こちらも塗装していきます。アステックペイントのスーパーシャネツサーモFを使用しました。この塗料の特徴は、チタン複合特殊無機顔料を配合し、とても優れた耐候性、遮熱性、変退色防止性を実現してます。
特徴① 従来の黒色遮熱顔料を使用した場合よりも光沢保持率が高く、耐候性が優れています。
特徴② 通常屋根色として人気の黒や紺、緑などの明度の低い色は近赤外線を多く吸収してしまいます。スーパーシャネツサーモは、近赤外線を効果的に反射して温度上昇を抑えてくれます。
特徴③ 紫外線による影響や屋根色の変化が著しく起こりにくいです。
付帯部塗装もしていきます!






外壁や屋根以外も塗れる箇所は全て塗装していきます。付帯部には同じメーカーのアステックペイントのマックスシールド1500F-JYを使用してます。セラミック成分の配合によって、親水性と低帯電性の機能で、汚れの付着を防ぎます。またこの塗料は、粒子が小さく高度な隠蔽性を持っていて、塗りムラや、透けの心配がなく美しい仕上りの塗膜を形成してくれます。
陸屋根をウレタン通気緩衝工法で施工します!
BEFORE

AFTER

陸屋根も防水工事していきます。今回はウレタン通気緩衝工法で施工していきます。この通気緩衝工法は、防水層に発生する膨れを抑えられるのが利点です。膨れの原因である下地に含まれている水分を、通気緩衝シートと脱気筒で排出してくれます。防水層自体が軽量で、建物そのものへの負担が少ないことも利点の一つです。



下地処理を入念に行い、通気緩衝シートを貼っていきます。次に湿気を抜けさせてくれる脱気筒を取り付けていきます。取付が完了したらいよいよ防水層を作っていきます。ウレタン樹脂をしっかり流していきます!



一層目を流して後、二層目も流して防水層を作っていきます!



最後に防水層を保護するトップコートを塗布して完成です!このトップコートはどうしても紫外線にさらされて劣化してきてしまいます。トップコートが劣化した状態で放置しておくと、その下の防水層にダメージが発生してきてしまうので、定期的にメンテナンスする必要があります。5年ごとのトップコートの塗り替えを推奨させて頂いてます。