工事前のコンクリート駐車場になります。
もらいサビやひび割れ(ヘアークラック)が見受けられます。
駐車場の勾配はしっかり付いており、水が流れやすい構造となっておりますが、
長年の蓄積で、サビの跡が大きく出てしまっています。
このまま放置すると、コンクリートのひび割れ(ヘアークラックなど)がだんだんと大きくなります。
ひび割れが大きくなると、水分が浸透しやすくなります。水分の浸透によりコンクリートの浸食が増し、コンクリート内にある鉄筋がサビる恐れがあります。
鉄筋がサビると構造の強度(耐久性や耐震性)が落ちてしまい、深刻な問題に繋がります。



今回使用した塗料は、アーキフロアーUTとなります。
写真は平滑工法(下塗り、上塗り1回目、上塗り2回目)の施工写真となります。
アーキフロアーUTはウレタン樹脂系の塗床材で、コンクリートやセメントモルタルなどの下地に適しています。
駐車場の塗装という事で、耐候性や耐摩耗性に優れた塗料を使用しました。


ブロック塀を塗装し、駐車しやすい様にラインを出しました。
Before

After

サビの跡やクラックが無くなり、キレイに仕上がりました。
コンクリート床は歩行や車両などの通行による摩耗、雨などによる浸食に弱い素材です。
塗床を施すことでコンクリートの表面に層を形成し、摩耗や浸食などからコンクリートを保護することができます。工場や倉庫、駐車場、商業施設などの床面は、基本的に塗床が施されています。
床面の耐久性を向上させ、コンクリートの劣化を防ぐ役割を果たしてくれるのです。
下地コンクリートが剥き出しの状態だと、見た目が損なわれることがありますが、塗床の施工によって美観を向上させる効果が期待できます。
具体的には、床が美しく整然としていると、ご近所の方や家族、ご友人が来た方など、外部の人に好印象を与えることができます。外観の美しさが向上するでしょう。