今回は東海市でモエン柄サイディングを意匠性を残してクリヤー塗装しました!モエンとは窯業系サイディングに分類される建材で模様付けを施したパネルのことをいいます。今回行ったクリヤー塗装はモエンのような外壁の柄をそのまま残したいという方にピッタリです。
近年のお住まいの外壁というと窯業系サイディングが主流です。その中で今回塗装を行ったモエン柄サイディングというのはサイディングの中でも模様付けを施したパネルのことをいいます。
こういった模様付けされた外壁を使われていると お住まいのメンテナンスで外壁塗装が必要になった時に塗装でこの模様を塗り潰してしまうのではないかと思われる人も多くいると思います。そんなサイディングの柄をそのまま残したいという要望に適しているのが今回ご紹介するクリヤー塗装なのです。
この「クリヤー塗料」は一般的な塗料と違って、透明であるため外観を大きく変えることなく建物を保護できます。
またクリヤー塗料を塗った塗膜は光沢のある仕上げができることが大きな特徴で、美しい外観をよみがえらせる効果があります。
クリヤー塗装のメリット・デメリット
次にクリヤー塗装のメリット・デメリットについてご紹介いたします。
クリヤー塗装のメリット
・外壁のデザインを生かした塗装ができる
前述の通りクリヤー塗装のメリットはなんといっても外壁のデザインを生かした塗装ができることです。クリヤー塗装には顔料が含まれていないため、色がない透明な塗料を塗ります。そのためデザインを塗り潰してしまうことははなく、サイディングの柄をそのまま残すことが出来るのです。
・外壁につやを出すことが出来る
クリヤー塗料は無色透明なため外壁に光沢を与えられます。光沢感にも種類があり、ピカピカとした光沢を与える「ツヤ有り」、控えめな光沢の「3分ツヤ有り」、光沢を与えない「ツヤ消し」などがあり、希望に応じて選べます。
・チョーキング現象が発生しない
塗料は外観を良くするだけでなく、外壁材の耐久性を高めたり劣化を起きにくくしたりする役割があります。同じクリヤー塗料でも製品によって耐用年数や費用に違いがあるので、ご希望に合わせて選びましょう。また、クリヤー塗装は顔料が含まれないので、チョーキングが発生することがありません。
クリヤー塗装のデメリット
・劣化が激しいと塗装できない
クリヤー塗装はデザインの柄をそのまま残すことが出来ると説明しましたがこれは劣化状況に関しても同じことが言えます。つまり家を建てて10年以内などであれば見た目がきれいなまま残すことが出来ますが、もし10年以上たっており外壁が劣化してしまった状態でクリヤー塗装を行ったとしても見た目はあまりきれいになりません。そのためクリヤー塗装ができるかどうか塗装を行う前に確認する必要があります。この確認はチョーキング(白亜化)の程度で判断したりするのですが、この判断基準は非常に難しいものがあります。
もしご自身でお住いの外壁を見ても劣化状況がわからず、判断に迷った時は私たち街の外壁塗装やさんまでまずはご連絡ください。無料点検を行っておりますのでクリヤー塗装ができるかどうか私たちの方でしっかりとチェックさせていただきます。
塗装の様子
次に今回行ったクリヤー塗装の実際の様子についてご紹介いたします。
下準備


まず最初に下準備として高圧洗浄を行いしっかりと汚れを落とします。
上塗り作業


しっかりと乾燥させたら塗装を行っていきます。通常の外壁塗装であれば下準備の後は「下塗り」→「中塗り・上塗り」と塗装を行っていくのが一般的なのですが、クリヤー塗装には下塗り作業がないためそのまま塗料を塗っていきます。
そのためクリヤー塗装は通常の外壁塗装に比べて下塗り一回分の塗料や人件費を抑えることが出来るのです。
おわりに





綺麗に仕上がりました!
外壁に傷みが出てしまうとクリヤー塗装はできなくなってしまいます。そのため今の外壁のデザインが気に入っており、クリヤー塗装をご検討されている場合は少なくとも10年以内、理想を言えば7~8年での塗り替えをお勧めします。