今回は尾張旭市で色褪せが発生した引き雨戸を錆止めもしっかり塗布してから塗り替えしました!
雨戸とは
まず最初に今回塗装を行った雨戸についてご紹介いたします。
雨戸には住宅の防犯対策や台風などの雨風から建物を守るといった役割りがあります。雨戸は鉄製や木製といった種類がありますが、塗装はいずれの場合も必要になります。塗装を行うことにより、雨戸は塗膜に覆われて、雨や紫外線による部材の劣化を防ぐことができます。
もし、塗装メンテナンスを行わないと雨戸に錆が発生してしまう恐れがあります。錆は見た目の美観だけではなく、さまざまなリスクを生じさせます。例えば、強度の低下というのも機能の低下の一つですがそれ以外にも鉄部が腐食して雨戸がボロボロになったり、錆が雨になどに流されて、他の部分にも発生するというもらい錆という現象が起こる可能性があります。こういった問題を防ぐためにも塗装メンテナンスは必要不可欠です。
錆以外にも雨戸のメンテナンス時期が来たことを教えてくれる雨戸の劣化症状がいくつかありますのでご紹介いたします。
雨戸の劣化症状
雨戸の劣化が起こると、錆以外にも以下のような症状があらわれます。
・チョーキング現象
雨戸の塗膜が劣化してくると、チョークの粉のようなものが発生するようになります。これをチョーキング現象といいます。チョーキング現象は外壁などの塗膜の劣化症状としても起こるため、建物全体のメンテナンス時期を判断する劣化症状のひとつでもあります。
・変色や色あせ
雨戸を新しく設置した時と比べて、明らかに変色や色あせが起きている場合も、そろそろ塗装を検討するべきタイミングです。この色あせが起こるのは、主に紫外線が原因となります。
このような症状があらわれていましたら、雨戸塗装を行う目安にしてください。
雨戸の塗装
次に今回行いました雨戸の塗装についてご紹介させていただきます。
下準備

外壁塗装などと同様に雨戸も塗装を行う際に下準備を行います。雨戸についているサビや剥がれてしまった古い塗膜などを落とすためにケレン作業や高圧洗浄を行い、しっかりと汚れを落としていきます。
下塗り作業

下準備が完了しましたら、今度は下塗りとして錆止めを塗布していきます。
金属製の雨戸には雨や湿気の影響で錆が発生しやすいので、下塗り時に錆止め塗料を塗っておくことで、錆の発生をできる限り抑制できます。
中塗り・上塗り作業


次に同じ塗料を使って中塗り・上塗りと2回塗装を行います。
ここで2回に分けて塗る理由は、塗膜を最適な厚みに仕上げるためです。塗り重ねることによって簡単に剥がれない丈夫な塗膜を雨戸の表面に作ります。
おわりに





綺麗に仕上がりました!
もし錆などで雨戸・戸袋がボロボロになってしまった場合、「雨を防ぐ」「防犯のため」といった雨戸の目的を果たせなくなります。
お住いの雨戸を確認してみて劣化のサインが出てきましたら一度塗装をご検討してみてください。