
今回はご紹介を頂き、店舗の折半屋根の塗装を行いました。
1000㎡ほどの大きな折板屋根です。お客様の要望で今回は遮熱塗料を使用しました。
日本ペイントのサーモアイSIです。
折板屋根は他の屋根材とは違い薄い屋根材に対して屋根自体の表面温度が非常に高く、その熱も建物内に通しやすい屋根材になります。しかし、遮熱塗料で塗装することによりエアコンの温度設定を緩和でき、省エネや電気料金の節約につながります。また、太陽光の赤外線を反射させる効果もあるので、暑い真夏日でも屋根表面の温度の上昇を抑えて快適な環境づくりに貢献してくれます。
実際に塗った箇所と塗ってない箇所を触ってみると熱の持ち方が全く違うことを体感できます。



まずは高圧洗浄を行っていきます。ただ洗浄して
ホコリを落とすだけではなく
事前にしつこい汚れや塗膜の剥離している箇所をしっかり落とすことでこれから塗る塗料の密着性にかかわってきます。手に当てたら切れてしまうほどの圧で洗っていきます。


高圧洗浄が終わりしっかりと乾燥させた後、今度はケレン作業をします。高圧洗浄で落としきれなかった塗膜の剥離部分や錆を落としていきます。このケレン作業も塗料の密着に重要な働きをもたらすので入念に作業します。


塗装作業は通常、下塗り、中塗り、上塗りと3回行うことが基本になっていきます。折半屋根の塗装の時は金属屋根になるので下塗りには錆止め効果のある塗料で施工します。金属屋根にとって錆は命取りになります。塗装前にしっかりと既存の錆を落としてから防錆塗装します。


下塗りの錆止めが完全に乾いた後は中塗り、上塗りと仕上げの作業になります。基本的に同じ塗料を2回塗っていきます。全体にしっかり塗装することで塗料の色や塗膜がつき、綺麗に仕上がります。中塗りと上塗りの間も所定の乾燥期間が設けられていますので注意が必要です。