本日は北名古屋市で外壁調査を行った際のお話をしたいと思います。
今回伺ったお家は北名古屋市の一軒家でした。
屋根には日本瓦でいぶし瓦が使われていました。とても渋くてかっこよかったです。
外壁にはモルタル外壁で仕上げとしてリシン掻き落とし仕上となっておりました。
前回のブログでリシンについてはお話をさせて頂きました。
簡単にまとめますと、リシンとは表面に凹凸があり粒々とした骨材が吹付けられたような外壁です。
リシン吹付 外壁

こちらがモルタル外壁のリシン掻き落とし仕上げの写真です。
表面をブラシ等で掻き取って素材の質感を変えて高級感のある仕上がりとなります。
掻き取る量によっても仕上がりと風合いが変わり微妙な変化を出す事が出来ます。

骨材の様子が分かると思います。
表面のざらざらと仕上がりと艶が無いので高級感が漂います。

しかし前回のモルタル外壁のお話でもそうですが、
クラック(ひび割れ)が起きる可能性がとても高いです。
乾燥が起きる事によって収縮が生じ、クラックを起こします。
ですのでクラックがある場合は内部への雨水の侵入が考えられるので補修を行う必要があります。
また補修した後にチョーキングがある場合は塗装をして防水性を高める必要もあります。
今の風合いをそのまま残したい場合は艶のない塗料もあるのでそういった物を使用すると
現状の風合いを保ったまま防水性を上げる事が出来るのでお勧めです。
艶の無い塗料についてはまた次回お話したいと思います。