台風18号による被害
名古屋市緑区にて先日上陸しました台風18号の影響によって被害があったので報告させて頂きます。
今回の台風は物凄く風が強く多くの地域の方からの台風被害の問い合わせが増えました。
中でも多かったのがスレート(カラーベスト)屋根の棟板金の剥がれによる問い合わせです。
上の写真がその被害の状況です。
棟に取り付けてある板金が強風により剥がれて飛んで行ってしまいました。
幸いにも剥がれた棟板金は敷地内に落ちたのでご近隣の方への被害はありませんでしたが
一歩間違えれば重大な災害に繋がりかねないのでとても怖いです。


こちらが拡大した写真です。
棟板金が剥がれて下地の貫板が露出しています。
良く見ると雨染みもあり腐食も進行していました。
雨水が侵入して木材を腐らせ棟板金の固定力が低下して強風により剥がれてしまったのだと思います。

棟板金は貫板に向けて釘を打って固定をしているのですが
長年の揺れや強風・木材の膨張収縮によって釘が段々と浮いてきてしまいます。
そうすると浮いた釘の隙間から雨水が侵入して木材を腐らせて棟板金の固定力を低下させてしまいます。

このままだとスレートの突合せの部分から雨が入って
防水シートの劣化を進行させてしまうので雨が入っていかない様に応急処置を行いました。
台風による被害を増やさない為にも日ごろからの定期的なメンテナンスをお勧め致します。